創作メモ

怪談コピペパロ

 ←そういや今日は4月1日だった →放置脱却
どうも、職場では多くの方から「霊感ありそう」とか言われつつ零感のMicheです
んでもってそのことを伝えると、「お前それ(普段の雰囲気とか言動とか)で第六感とか何もないのあかんやろ」「脳ミソの右後ろ側しか使ってないのに何で」とか言われる電波です

picoんところで洒落怖パロやってるのを見て、こちらもやってみたくなった次第
つまりは発想二番煎じ、こちらサイドでやったらどうなるかというだけなので興味ある人だけ覗いてね

・蓋
・スコープの先
・新聞紙侍さんからの投稿です
・その頃、妹は
・蓋:リターンズ
・兄の威厳
・あ!通りすがりの八尺様が現れた!
・メリーさん
・足をちょうだい
・可愛がり
・廃屋の幽霊
・怖い出来事や心霊現象に遭遇した時
・カオス
・H県最凶の心霊スポット
・誰の一日でしょう?


【蓋】
 これは去年くらいの夏の夜の話やったっけな。
その時俺が住んどったアパートにはトイレと風呂場が一緒になったユニットバスが付いててんけどな。

 ある晩、風呂入れてそろそろ溜まったかなーって頃、入ろうと浴槽のフタ開けてん。したら人の頭的なもんが浮いとった。
 女の顔、その上半分がお湯の上に出てて、鼻の付け根から下が沈んでた。目ぇめっちゃ見開いて、長い髪の毛が浴槽中に広がって、その合間に浮いた両腕が見えてる、明らかに生きてる人間とちゃうやばい体勢。
 突然の出来事、俺マッパ。
 あらゆる意味でヤバい。
 女は固まってる俺に気づいたかして、目だけを動かしてこちらを見すえると、真っ赤な口元をくわっと開けて笑った。
 もちろん俺の限界はそこまで(´;ω;`)
「いやああああああああ!!!」
 俺はものすごい勢いで浴槽にフタをすると、その上にシャンプーやらタワシやらの風呂セットをこれでもかと言うほど積み上げた。
 ほんで、ついさっき脱ぎ捨てたジャージを身にまとい一目散に風呂場、続いては借りてる部屋そのものを飛び出した。
 後ろの方で、多分その女が風呂蓋ひっかくか叩くかして笑いながら出てこようとする音が響いてて、めっちゃ怖かった記憶がある。

 普通やったら、この時点で家出てどっか友達んちにでも押しかけるんが賢明やったんかなと思う。
 現実、その時は俺もそうするつもりやった。当時はもうカイとも知り合いやったし、 車ブッ飛ばせば一時間足らずであいつん家には着けることもわかってた。
 
 けど落ち着けや槙野伊織?
 自分とっさに脱ぎ捨てたジャージひっかけて外に出たはええけど、それ以外なんも中着てへんで?
 ノーパンやで?あかんで?やばいで!?
 そんな状態であいつんち押しかけたところで、さっきとはまた別の意味で恐ろしい関門にぶち当たることになるで!?

 俺は自分のパンツのために勇気を振り絞ることに決めた。 

 意を決して部屋に戻り、バイオハ●ードな気分でまず自室から得物のワイヤーを奪還。んで、常電源入れながら件の風呂場に近付いた。今はもう笑い声やら物音やらは聞こえてこない。扉を開けて中見てみると、風呂蓋は開いてなくて、上にのっけた物だけが落ちてた。
 さっきの女は風呂の中から出てきた。ここまで来た俺やったけど、蓋を開けてみる勇気まではなかった。ていうか風呂場入ってる時点で、どこからさっきの女の襲撃があるかわからへん。
 そんな考えもあったかしれんけど、俺自身も恐怖でテンション変な方向に行ってたんやと思う。脱ぎ散らかした最低限の衣類を回収すると、洗面器に残っていた水をぶちまけ、置き土産じゃああああと言わんばかりにワイヤー放り込んで放電した。もう夢中でよう覚えとらんかったけど、多分過去最高電圧出してたと思う。

 そしてひたすら電撃乱射して落ち着た時、ふとトイレの方を見たら変なもんが目についた。
 トイレの蓋と便器の隙間から、髪の毛がはみ出てる。
 はみ出た髪の毛が縮れてパチパチ言ってる。
 なんかアフロを便器で強制的に挟んだみたいな、そんな物体が目の前にあった。

 トイレの蓋を開けてみたら、さっきの電撃をモロに食らったかして、気絶したように白目向いてる女の顔が浮かんでた。
 先程までの恐怖の対象が、ド●フのコントみたいな頭になっとった。
 帯電してピクピクしてる意外動きそうには無かったけど、キモイし怖かったんで、トドメにサ●ポールを投入して流したった。
 トイレは、吸引力の変わらないただ一つの掃除機が如くそのアフロ女を流し去ってくれた。

 その後はなんか吹っ切れてもーて普通に風呂入って寝たけど、次の日になって冷静になると改めてゾッとしたんで、俺はその日中に別の物件を探して引っ越しましたとさ。
 どっとはらい。 


【スコープの先】
 日本に住み始めて既に一年余りが経とうとしていた頃。俺は自身が住むマンションのベランダで愛銃の手入れをしていた。平和なこの国に根付き、このライフルにも鉛弾が込められなくなって久しい。俺は手入れの終わった銃を掲げ、スコープを望遠鏡代わりにして街を眺めてみた。
 中心地を外れた住宅街の隅にあるこのマンションからは、閑静な街の姿がよく見えた。高層に位置するとはいえ窓際に銃器を持った者がいると気づかれるのはまずい。そう考えて灯りを消していたせいもあるが、まばらに光が灯る街はここからでもくまなく見渡すことができた。
 元来の使い方からは大幅にずれたものだが、こういう使い道も悪くないな。暇な夜などはこうして静かな下界を観察するのも面白い。

 そんなことを思った矢先だった。街の向こう側に連なる坂の方から、何やら変なものが近付いていることに気づいた。
「なんだ?」と思ってよく見ると、全裸でガリガリに痩せた子供みたいな奴が、満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる姿を目の当たりにした。
 目測1kmは離れていようかという距離間で、俺と目が合ったまま走ってくる。 
そのことは、灯りを消していたにも関わらず、奴があきらかに俺の存在に気付いていることを意味していた。
 これは、まずい。
 幾度と死地を踏んできた元始末屋としての感覚がそう告げた。狙撃手にとって居場所の露見は確実に死につながるという考えが過ぎったせいかもしれない。俺は反射的に、普段から携帯している実弾を装填していた。
 俺は改めて奴に向けて銃を構えた。尚も奴は、スコープ越しに手を振り近付いてくる。十分すぎるくらい射程圏内だ。俺は引き金を引いた。

 乾いた音がして、スコープ越しに奴が倒れたのが見えた。

 命中したようだ。
 それも我ながら見事なヘッドショットで。
 ていうか、真正面から向かってきてくれたおかげで実に狙いやすかった。
次弾を装填し、再度対象の動静を観察する。頭を撃ち抜かれたにも関わらず奴は立ち上がり、動き出した。しかしそれは先程までのアグレッシブな動きではなく、どことなくショックを受けた様子で俺に背を向け、来た道をとぼとぼと帰っていった。

 そしてその翌日の夜。
同じようにスコープ越しに街を眺めていたら、奴を発見した。
今度もまた全裸で走ってきた。ただ、俺と目が合った途端ピタリと止まり、次の瞬間来た道を大爆走して戻っていった。
 思わず始末屋モードに戻ってしまっていたとはいえ、少しやりすぎたと思う(´・ω・`)

 
【新聞紙侍さんからの投稿です】
 会社で部下(というか仕事仲間?)から、夜外を見ていると痩せた子供のような姿をした何かが猛スピードで走ってきたという話を聞いた。
 wktkした俺は、万一に備え妹を友人宅に預けた上で、早速今夜部下の話通り実家から持ち出した日本刀(安心しろ、許可済みだ)の手入れをしつつ、泊まり込んだ会社の窓際から夜更けの街を見下ろすことにした。幼い頃から見てしまいやすい体質だったためか、この手の話を聞くと恐怖よりも興味が勝る…てなわけで、噂の奴が現れるのを虎視眈々と待ってみた。もちろん、深入り危険と悟れば逃げる気満々だったりする←

 そして窓辺で望遠鏡を構え、夜中の2時を過ぎたころ。 夜景が薄れる山の端で、土煙が上がりそうな様子で走ってくる全裸小僧を発見。話通り、満面の笑みでこちらを凝視し手を振ってくる。
 ああ俺も嬉しいぜ強敵(とも)よ、とうとう貴様と会いまみえる時がやってきたか。ハイテンションにそんなことを思いながら、俺は小僧を迎え出るべく屋上へ上がり抜刀した!
 それに応えるかの如く屋上の扉が勢いよく開く!!
俺は次の瞬間、例の小僧がこちらめがけて飛びかかってくることを予想し、刀を上段に構え高鳴る思いを吐き出すかの如く気合を発した。
きええええええぇぇぇえええい!!!」
そこにいたのは―

…呆れた目で俺を見る、件の話をしてくれた部下だった。
どうも、深夜誰もいなくなったはずの会社内で人が動いているのを遠目から発見し(どれだけ目いいんだ)、不審に思いわざわざ見に来たらしい。
 小僧はというと、屋上からちょうど見下ろせるオフィス街の真ん中で、目を点にし茫然と立ち尽くしていた。直後、漫画なんかでショックを受けた際の表現みたく、色を無くしてサラサラ~と消えてしまった。
 そして俺は、社の危機を感じ馳せ参じた仕事熱心な部下からひたすら無言の説教を食らった後、他の社員にはどうか言わないでくれと懇願し今朝ようやく解放されたところだ。
 全く、何よりも恐ろしいのは生きている人間だったという話だな!


その頃、妹は】
 なぜか急に、兄の友人宅に預けられた。常日頃「嫁入り前の娘が正当な理由もなく外泊など許さん」とか抜かしてる割に、進んで、それも友人とは言え男の家に預けるとは一体どういう了見だ。まあ彼奴も男だ、デリでも頼んだか。それならそれでこちらも、と思いたいところだが、こちらサイドの場合相手が「心臓に悪い」と言って距離を取りやがるのでつまらん。

 仕方がないので自室の窓からぼんやりと外を眺めていると、視界に妙なものが映り込んできた。なんか、痩せこけた坊主のようなやつが裸でふらふらと歩いている。何だろう、明らかに何か異常があったという風だ。少し心配になってその方を注意深く観察していると、不意に相手の顔がこちらを向いて目が合った。途端、背中に冷たいものが走った。
 なぜ、遥か遠く家の中にいるはずの私と目が合う?いや、それ以前に目と動きがまともな人間のそれじゃない。と、思った矢先にそいつはこちらめがけて物凄い笑顔と勢いで走ってきた。

 まずい!これは完全に危ないのにロックオンされた!

 私は急いでカーテンと窓を閉め、部屋の中なにか得物になりそうな物を探した。あの様子なら相手は十中八九この館に突っ込んでくる。そこには何も知らないここの先住民もいるわけで。ともかく変な奴がここに向かってくるということが予測される以上、何とかしなければ!
 冷静な解決策も思いつかないままその一心で、分解したク●ックルワイパーの柄を片手に部屋を飛び出そうとした時だった。

バタン!!
と、玄関の方から勢いよくドアが開く音がした。と同時に
「ウーーンンーーーッ!!??」
…家の者ではない、何者かの断末魔が響いた。

 そしてしばしの静寂の後。

 私は、恐る恐るドアを開けて、玄関方面を見やった。すると、ちょうど玄関先から戻ってきたといった風に兄の友人参上。
…手に何故か、昼間庭先で干してた壺を抱えて。 
 明らか中身が入ってそうなそれを指さし、何をしたのか聞いてみたらば、
当人「酒のつまみ捕まえた(* ´∀` *)」


…本気か冗談か、そもそも私が体験した一連の出来事がただの幻覚か…
 しかしやたら上機嫌に一人酒の準備を始める彼を見てると、なんか考えるのも馬鹿馬鹿しくなってきた。めんどくさくなった私はそのまま就寝。
 翌日、酔いつぶれてそのまま寝てしまったらしい彼の目を盗んで壺の中身を見てみた。
…が、食らい尽くしたのか中はスッカラカンで、結局事の真相はわからずじまいなのでした。


【蓋:リターンズ】
 風呂に入ろうとしたら、湯船に女の顔の鼻から上半分が浮いてた。
 脳天ぶん殴ったら沈んで消えた。
 以降は二度と出てこなかった。
 可哀想なことをしたと思わんでもない。
 
 そう淡々と語るリオ先輩を見て
武家生まれって凄い、俺は改めてそう思った。


【兄の威厳】
 小5か6くらいのころ、初めて金縛りというものになった。その内容も単に体が動かないとかいうだけのものではなく、視線を感じながら何者かに首を絞められるというガチなものだった。 
 解放直後、隣の部屋に兄がいたので飛び込み、必死で一部始終を説明した。
すると兄は、おもむろに口を開き、
「大丈夫だ、何も心配することはない」
「え?」
…私の兄は学業の傍ら、家の方針で本格的に武道を修めており、妙に冷静で肝の据わった人だ。
「俺など夜寝ていて体が動かなくなった時、これまで何回も落ち武者に首を締められたが、いずれも無事に生還している。
 中学の時は、悪意ある浮遊霊に登下校時中付け狙われた。壁から出てくる手と殴り合いになったこともある。高2の時など下宿先で、現地のやばい奴と喧嘩になり、丸一日山の中を迷わされた。 
 しかし!俺はこの通りピンピンしている!
 だから、安心するといい!」
「……」

 それがなぜ安心してよい事になるのかはよくわからなかったが、
よくよく考えてみるとうちの兄貴は凄い、初めてそう思った。


【あ!通りすがりの八尺様が現れた!】
 「八尺様」っちゅーもんをご存じやろか。
 名前の通り八尺ほどの背丈がある女の姿、「ぽっぽっぽぽぽ…」という声を出す。 白い帽子とワンピースを着とる姿が今ではテンプレやな。
 昔、旅人に憑いて来たっちゅう話やけど、正体はようわからん。年若い少年をターゲットにして、彼女に魅入られると数日のうちに取り殺されてまう。
 で、特定の地区をうろつくものの、どこぞの地蔵やらに封印されててよそへ行くことは無い…はずやった。
 けど今やその地蔵とやらが壊されて、その恐怖は全国レベルになってもーたちゅう話は、怪談話好きの連中なら誰しも知っとる話とちゃうかな。

 んで。
 なんでそないな話を今ここですんのか言うと

 現に今俺は、
 その八尺様が、Tさんもびっくりなオカルト友人・カイと、人気のない十字路を挟んで睨み合いをしている…というトンデモな恐怖現場を目の当たりにしてるからや。

 なんなんこの状況。

 八尺様は、観光がてらブラブラしてたゆう感じ。カイの方は買い物帰りやったんか、普段着にスーパーの袋引っ提げてガン飛ばしてるっちゅー、単体だけ見れば何ともシュールな絵面やった。
 ちなみに現場はカイの家、もとい槙野探偵事務所神戸支部に続く旧邸宅街の路地。

 ここでこの俺の奇妙な友人のスペックを晒しておこうと思う。
 杜宮霞衣、歳は俺より一個上、つまりお世辞にも少年とは言い難い年齢。(まあこの時点で憑かれる心配はない)
 そして、名言こそしてへんけど確実に霊感持ち&その類のものを平気でド突き回す心霊現象涙目な性分。(この辺の話は、同じく見えるという薫からの又聞き。「それ系食物連鎖の頂点」とまで言われる始末)
 職業は骨董品の倉庫管理的なもんをやってるが、曰くつきのもんでも奴の手元にある限り蛇に睨まれた蛙の如く大人しいらしい。

 そんな両者の対峙、これなんてエイリアンVSプレデター。怖い、怖すぎる。
 しばらくガタブルしていた俺やったが、ふと両者が、同じ方向を気にしていることに気づいた。視線の先を辿るとそこにあったのは、遠目に見える杜宮邸の二階一角。

―の、出窓に腰かけて休みなのをいいことに堂々と昼寝するリオちゃん。

…八尺様は、そちらをチラ見するたびに「ぽっ///」とか言って、乙女チックに手を頬に当ててる。おーい。
 そしてこの危険かつ失礼極まりない状況に全く気付くことなく、窓際でだらしなく寝呆けるリオちゃん。…うん、さすがにいい陽気とはいえ、腹見せて口開けて昼寝すんのは年頃のJKがすることちゃうと思うねんな。それでもこんな状況下でモジモジしてる八尺様には、あの子がどないに見えてんかな。まさか往年の少女漫画チックに窓辺で寝そべる美少年とでも思ってはるんやろか。うわあ…

 そんな状況の下、ずっとドえらい目付きで相手を見据えていたカイがおもむろに口を開いた。
「おい。何勘違いしてんのか知らんけど…
 あ い つ は 女 や ぞ」

「…ぽ!?」
 八尺様が固まった。
 カイもそのまま微動だにせず相手を見つめている。
 空気が、この場全体が凍ったように色をなくした。  
 そしてしばしの沈黙の後―
「ぽぽぽ…」
 八尺様は、がっくりと膝をつき、その高い背丈を折り曲げ地面に手をついた。
…その様はさながら、失恋してうなだれ、さめざめと泣いているよーやった。
 カイは何事も無かったかのように、買い物袋引っ提げて自宅方面へ帰っていった。
 俺はいたたまれなくなって、そそくさとその場を離れましたとさ。
 どっとはらい。


【メリーさん】
メリーさん「私メリーさん、今あなたの後ろにいるの」

薫「残像だ」

メリーさん「何ィッ!?」


【足をちょうだい】
朝巳:学校近くの交差点に、「あなたの足をちょうだい」とかほざく上半身だけの幽霊が出るらしい。生徒会での業務がごたついて帰るのが遅くなった日、偶然それらしい奴に絡まれた。
 お望み通り、全力でこの美脚による足蹴をくれてやった。
 俺何か間違ったことしましたぁ?

函部:俺はもう何も言わねー


【可愛がり】
 知り合いにNさんという人がいる。一見愛想の良い美人だが、周りの人は「怖い」とあまり良く思っていないらしい。
 動物が好きなのか、手にふわふわした毛皮の感触があるのが楽しいといって撫で回したりする。が、触れられた動物には御多分に漏れず嫌がられる。
 知り合ってから始めのうちは、周囲の人々の言うその怖さを理解できなかった私だが、関わりが増えるにつれ段々とその意味が解ってきた。

 具体的な出来事としては、成り行きで捨て猫を保護した時。Nさんは子猫を抱き上げたのだが、その持ち方がどうもおかしい。抱き上げるというよりは、掴んで押さえつけているといった方が正しく見えた。と、猫が声を上げて身じろぎした。それを更に押さえ込むようがっつりホールド。猫は苦しがってしきりに声を上げもがくがNさんが手を緩める気配はない。むしろ彼女そんな猫を見て笑っている。
 見るに見かねてひったくると「ひどい」と言われた。
 手の中の動物がじたばた動くのを楽しそうに、誰にもに渡さずに堪能しているといった様子。 明らかに首を絞められて苦しんで暴れてると分かる様子なのに、何ひとつ感じないで笑っている姿に神経を疑った。
 彼女は、「別に首を絞めたつもりはなかったし、手触りが気持ちよかったから夢中で気づかなかっただけ」と悪びれもせず笑った。

 そしてその彼女は今妊娠中らしい。 周囲に話すと、何だか皆が奇妙な顔になる。
さすがに自分の子くらいちゃんと育てられるだろうと思いたいが…。
 ちなみに他の友人達も彼女については、「相手が苦しんでるのを気づきもしなければ、気にもしない時点で既にやばい。 殺さなきゃいいってもんじゃない」と、一様の評価が下っている。
 
 最近、公安職をしている共通の知り合いにその件について漏らすと、彼はそんな彼女のことを鼻で笑った後吐き出すように嘲笑った。
「他者の感情や苦痛を、感覚的に理解できないのさ。
で、その『異常』を問題視していない。確かにこりゃ洒落にならんくらい怖いな」
 
…何かとこの人との接点は多い彼女だったが、あれは監視されてるんだと気づいたのは最近のこと。 


【廃屋の幽霊】
 諸事情より実家を離れ、一人関西に移住していた高2の時。その夏休みのこと。
当時は街中のマンションを借りていたのだが、「休みの間一人で過ごすのは寂しかろう」という計らいで、夏の間学校近く神社さんちの世話になっていた。
 道場が近いのをいいことに日々暇を惜しんで剣道の稽古に勤しんでいた俺はともかく、元々そこんちに居候してた友人は俺不在の間とにかく退屈していたらしい。

 ある夜、あんまり駄々をこねるんで見かねたそこの巫女さん(当時彼の保護者的立場の人だった)が、
「○○の廃屋に幽霊がいるから捕まえてこい」
と怒鳴った。
 奴は喜んで出撃。さすがに夜の山に一人はまずかろうと愛刀引っ提げ同行を申し出たが、「君は稽古後疲れてるだろうから」と止められた。そして友人は行ってしまった。「まあ、まずいと思ったらすぐに帰ってくるだろうよ」という巫女さんの言葉を残して。

 数時間後…擦り傷をいっぱい作った奴が、「逃がした♪」とにこやかな笑顔で戻って来た。
逃がしったて…カブトムシか…。
 ちなみに装備は細身の竹槍と虫除けスプレーのみだった。
なんか猛烈に負けた気がした、そんな高2の夏の話。


【怖い出来事や心霊現象に遭遇した時】
函部:怖い出来事や心霊現象に遭遇した時って、自分の好きな漫画本や小説をそばに置くと良いらしい。
実際それをやってみて、最終的にその漫画自体はお焚き上げすることにはなったけど無事ヒロインが悪霊を本に封じ込めたという話をオカ版で読んだ。

イオリ「聖お●いさんとかめっちゃ効果ありそうやんな。お焚き上げとかもいらなそうやし」
リオ「それなら鬼灯の●徹とかも有効そうですね。相手の程度がどうであれ地獄への直行便ですが」
柊「ブラック●グーン…封じ込める以前にハチの巣にして消滅させそうだな…」
カイ「ヘ●シング置いたら逆に洒落にならんかなww」

函部:ドM向けエロ本を置くことしか脳内に無かった自分に、何か無難かつ威力のありそうな本を教えてください。あとそんな俺を誰か縛ってください。 
朝巳:むしろお前、女の幽霊に金縛られたら喜ぶんじゃね?


【カオス】
イオリ:実家におった時の話。
 夜リビングで漫画読んどったら風呂上がりの妹が
「おにい、これどないしよ」
 何でかGをウンコばさみで掴んで持ってきた。
 まだ生きとるソレにビビって飛び上がるように席を立ち逃げ出そうとすると、背後のカーテンの隙間から血まみれの女の顔が覗いとった。
四階やし人がしがみつけるタイプの窓とちゃう、更に超ビビッた俺は反射的に逃げようとしてタンスの角に足の小指を思いきりぶつけた。
 怖さも忘れのたうち回る俺!
 倒れる花瓶!
 巻き込まれて頭を打つ妹!
 脱出して辺りを激しくカサカサ回るG!
 絶叫する俺ら!
『うわww何このカオスww』と微妙に笑顔な窓の顔。
 とりあえずGの対処を最優先にした俺は、痛みを堪えながら新聞紙で攻撃。
 Gは飛んだ。
 窓の方へ、女の顔の方へ。
 人事みたいにニヤケとった女は『ホゥワァァ!』みたいな慌てた顔をして消えた。

それから1時間、俺らはオカンから「お前らうるさい」と説教をくらった。

カイ:Q・この中で最も可哀想な奴を述べよ。


【H県最凶の心霊スポット】
 今から2年ほど前の話です。
 霊現象とか関係ないですし、皆さんの話に比べると全然小粒なのですが私にとっては洒落にならない話だったので、箸休め程度に聞いていただけると幸いです。

 私には2名ほど、まあ親友と呼べるオタクな友人がいるのですが、奴らは何を血迷ったのかその夏コンビニなんかで売ってる「●●心霊マップ」 みたいな本とかを買いあさって、「少人数でやるのは怖い」という理由で私を巻き込みオタッキーな怪談トークをよくやってました。
 そのうち一人Tは「霊に対抗できる♰闇の魔術♰を身に着ける」とか言って怪談読後くだらない替え歌アニソンをデスメタルで歌いだすような奴で、もう一人のRは有名な怪談を勝手にBL変換して楽しんでるという、実に危ない連中でした。
失礼、過去形ではなく、今もそういう意味では危ない連中です。
ちなみに私が今住んでいる町はUFOとか心霊現象とかで有名な山の麓にあり、明治初めから建っている古い洋館とかが点在する観光地でもあります。

  そんなこんなで話していた時にあ友人Rが言ったのです。
「こないだネットでそういう場所集めて紹介してるブログみつけたんだよねー。(私)の地元にも割といっぱいあった気がするよ」
 彼女はよく内容までは読んでいなかったので、あらためて3人でそのブログを検索したところ、そのブログは簡単に見つかりました。
東京在住の管理人が、東京を中心に関西から東北まで色々な心霊スポットに実際に出向き、写真と感想を掲載しているブログでした。

それによると、関西でも指折りレベルの妖気が渦巻いている場所、というものがあり、Rと私はTが「マジかwwwwつかこれモロに俺らの行動範囲内じゃねwww気安く夜遊びとかできねーやっぱヒキオタ最強www」とか騒いでいるのを横目にリンク先をクリックしました。
タイトルだけでもおどろおどろしいものでした。
 異界に繋がっている山、事故死者の怨念渦巻く●●線の~  
 確かこんな感じだったと思います。
HP管理人はその町に車で行ったのですが、近付くにつれて車は車検からかえってきたばかりなのにエンストしまくり、エンジンふかしっぱなしになってしまう等のトラブル続出。
頭も痛くなってきて「自分はこの霊場に招かれていない客なんだ」と実感したそうです。
 それをみて私は「思い込みでそうなっちゃう奴もいるんだなー自称霊媒体質ってやつか」と半ば馬鹿にして読んでいました。
 しかし、ブログのその記事についているレスをみるとHPの常連らしき何人かも
「自分もそこに向かう電車の中、ある地点からひどい耳鳴りがした」だの「某有名なドライブウェイの中腹に来たときに余所者は帰れ、って地の底から響くような低い声が聞こえた」だの、書いていました。

おいおい本当かよありえねーよ、そう思いながら読み進めていくとどこか、所々ひっかかるのです。
東京からその呪いの心霊スポットに向かう管理人の目線が普段自分がよくみている場所をみているようで・・・。
そういえば、私が関西に越してくるずっと前、列車事故があって大勢の人が亡くなった線路があったな、と。そこで私はようやく気が付いたんです。
この管理人が向かっているH県最凶最悪の心霊スポットが私の縄張りだってことに。

確かに列車事故で一度に大勢の方が亡くなったという事実があります、付近に連なる山脈に得体のしれないモノが出没すると言う話も聞きます。
 奥地の洋館の中には、大戦時捕虜収容所になっていたものもあったと聞きます。
しかし夜間帯も含め再三うろついてきて一度も心霊現象なんかに遭遇した事はありません。
むしろ土地柄警戒すべきは街中からやって来る893や珍走団ってな感じです。 
この辺で心霊現象とかありえないと思いながら、だんだん私は呆れてきました。
 管理人さんは古い建物が残りつつも観光地を外れた区域の様相を大袈裟に表現していました。
「賑やかな地区を少し離れた途端一気に人気はなくなり、不気味な静寂の中朽ちた高い塀が並ぶ建物が圧迫してくる」みたいな。
そりゃ観光地になってる区域の建物なんか当然の如く整備&公開されてこぎれいでしょうが、奥地の管理者が離れた居留地後なぞ古さに任せてぼろくなっていくものの、外に向けてオープンに開かれてるはずもない。あと洋風建築の塀は大体高めです。
そして管理人さんの記事は一通りその洋館街を紹介した後で、最後にもっとも霊気が強く近付くだけでも危険な場所、という事で1枚の写真を掲載しておわっていました。

 背後の雑木林と共に思い切り兄の友達ん家が写ってました。

 「ブフォwwちょっw待てwwwなんぞこれwwww遂に庭好き放題にモサらせ過ぎて廃墟認定かwwwwうぇwwwww」←当時の私の反応(友人ズ談)

 当時の私には、何処よりも慣れ親しんで足繁く通っている隠れ家がH県最凶の心霊スポット認定されてかなりの衝撃でした。
 コメント欄にも、しらねー奴から「みただけで寒気がした」とか「この場所に怨念が渦巻いているのが雰囲気から伝わってきます、管理人様体調を崩したりとかしてませんか?」とかかいてあって大爆笑しました。
「この館に他とは比べものにならない位の悪霊が棲みついているのは間違いないですね」とか。
 んなわけあるか住んでるのは窃盗目的の侵入とおやつの横取りさえしなけりゃ優しいオニーサンですよwww 。

今はもうそのブログはアクセスしても、ありません(閉鎖だと思いますがもしかしたら引越ししたのかも?)
全然怖くない話ですみません、私にとっての洒落にならない話でした。


【誰の一日でしょう?】
【6:00】メリーさんからの着信で起床。「家の前にいる」等とほざいてやがる。無視して二度寝する。
【7:20】朝食で使った油の容器にゴキブリが入ってた。気にせず捨てた。後でゴミ箱を覗いた同居の大家が悲鳴を上げていた。
【7:40】出勤。低血圧が抜けない。家を出るときに電話が鳴る。うるせぇシカトだ。
【8:07】車で走っていると、後ろからババアがダッシュで追いかけてくる。ハザードを出して道を譲る。ババアはクールに右手を上げて俺の車を抜き去っていった。
【9:30】デスクに向かっている。ふと下方を見ると、白い手が同僚の足をつかんでいるのが見えた。同僚がふりほどき蹴りをいれると白い手はしめやかに爆発四散した。
【12:39】窓際に立ち空を眺めていると、女が落ちてきて目があった。生身の人間じゃねえな、事案に非ず。スルーだ。
【15:24】街中で対象を追跡中、すれ違う男が「よくわかったな」と言ってきた。お前じゃねえ。
【16:26】携帯に着信記録16件。かけてみる。「わたしメリーさ「うちの仕事は原則霊事不介入ですが?」ブチッ、ツー、ツー、ツー」
【18:12】急遽現場が入って外回りをしているとマスクをした女が声をかけてきた。「わたしきれい?」右ストレートを入れる。。こっちは早く帰りたいんだよ。
【18:30】公衆便所に行くと人形が落ちている。「わたしリカちゃん。呪われているの」最近の人形はよくできてるな。
【19:04】公用車で走行中、バックミラーを覗くと上半身だけの女がついてきている。相勤者にその旨伝えたところ、車数が少ないのをいいことに急旋回し、サイレン鳴らしつつ「近頃の人身事故の原因はてめーか!!」とか言いながら真正面から女を轢いていった。
【21:25】帰宅、着信記録が49件。モテる男は辛いぜ。
【21:42】ベッドの下に男がいたのでふんじばって通報、速やかに身柄を引き渡した。大の男が泣くな。
【22:10】メリーさんからの電話に出る。「わたしメリーさん、今あなたの後ろにいるの」後ろでは大家がだらしなく寝転んでお笑いテレビを見ながら笑ってる。
【22:34】着信がしつこく鳴り響く。どのみち電話料金が嵩むならと、知り合いのJKを長電話に巻き込む。
【0:12】就寝。今日一日でかなり疲れた。
【2:40】急に目が覚める。金縛りのようだ。髪の長い女が天井にへばりついて恨めしそうにこっちを見つめている。心当たりのある被疑者の顔と名前を脳内で送信。去ったらしく消えた。
【3:20】猿夢だ。車外で知り合いが妙なもんと戯れてるのを眺めていたら小人みたいのに斬り掛かられたので、一匹を人質に取って下車。以降似たような夢は見ていない。


以上です、閲覧ありがとうございました
またやってみたい(笑)
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