創作メモ

怪談コピペパロその2

 ←放置脱却 →TYPE RULERS
夏ですな
使ってないネタがあったのでまたやらかした
元ネタの順番的にはガチ→元から笑える→小ネタみたいな感じで組んでみた

・リンフォン
・覇王の意気
・呪いのビデオ
・かしまさん
・おっさんが生えてる
・お手軽クッキング
・霊感があるかどうか確かめる方法
・劇的ビフォーアフター
・大人げなき戦い
・見えてるだろ
・VSおっさん

【リンフォン】
 ある日、海外からの仕入れか何かで、薫が妙な品を保管倉庫―もとい黄昏の館に持ち込んできた。
 木製で正十二面体のそれは、組木をずらして形を変えていくパズルのような骨董玩具らしい。
 添えられていた黄ばんだ説明書には、どこかの国の言葉でその物体が熊→鷹→魚の順に変形するという解説があった。
 名前を、リンフォンというらしい。

 しかしその入手経緯というのが
「この品は俺から望んで仕入れたものではない。身元もわからないような商売人に、半ば押し付けられるような形で買い取らされたものだ。加えてこいつを手に取ってからと言うものの、常にどこからか俺に向けて不快な視線を感じてならん。受け取るに至った経緯から考えても、何かしら曰くつきの品に間違いはないだろう。商品の保管なら他所でもやっているが、あえてここまで持ってきたのはそうした経緯からだ。まあ、お前のテリトリーに近付くにつれ気配が弱まってきたことを鑑みれば、ここに置いて対処できるものだとも考えられるが…」
 …何やら物騒極まりない。

 実際、薫は勘がいい。第六感的な感覚も、凡人並の私とは比べものにならない程度には強い。それは子供のころから見てきて自然と感じる。
 だからこそ、珍しくこうして真面目に語られると、並々ならぬ説得力がある。
 そんな裏事情を知ってか知らずか、付いてきたルーサーは館の中にもかかわらず、まるで裏町にて警戒するがごとく薫の左後ろに立っている。

 しかし、そんな緊張感あふれる二人の空気を全く読む気のない者が約一名。
「説明書通りいじってるけど全然動かへんで~もしかしてそういう意味で呪われてる感じ?」
 そう言って手の中のリンフォンを玩ぶのは、この館の主にして兄が頼る宝島の番人、カイ。
 おい、これヤバそうとか言われてる矢先で、当のブツをいじくり回すのやめなさい。

 …この状況からもわかるように、こやつ、妙に恐怖心が薄い。心霊系に対してなんか特に。例え、その類の番組を見ていたとしても全く怖がる様子を見せず、直後に明かりもつけず倉庫の中に物を取りに行ったりする。
 その割には、むやみに心霊スポットに行くとか危なげな行為をするとか馬鹿な真似もせず、むしろ妙にリスクを解して周囲を誘導することもあるため、こういった時に頼られるケースも多いとか。
 現に、知り合いの探偵・イオリなど恐怖体験をした場合真っ先にこの館に転がり込む。

 ともあれ、リンフォンはこの館に保管されることが決まった。
 二人が帰った後も、カイは件のブツをつつき回している。しかし、古紙の説明書にあるとおり、面がずれて動く気配は微塵も無い。パズルだ、という説明が無ければただの置物のようだ。
「何やねんちっとも開かへんやん。全くおもろない」
 やがてカイは飽きてしまったのか、リンフォンを机の上に放り出して台所の方へと消えていった。
 私もしばらくその放置されたブツを眺めていたが、いくら館の中は安全地帯というジンクスがあれど、曰くつきの品に軽々しく触れるほど図太くはない。
 さて、思いもよらず興味深い話が聞けたことだし私も帰るか、そう思って席を立った時。
 電話が鳴った。

 着信は私の上着ポケット内の携帯からだった。手に取り確認すると、「彼方」という表示で、知らない番号から電話がかかっている。
…普通こういう場合、「非通知」とか「公衆」と表示されるもんじゃないか?買ったばかりのものだし、故障ではないはず。
 一応は出てみたが、雑踏の中にでもいるのか、ざわざわしていて聞き取りづらい。混線か、と耳を離そうとした次の瞬間、
「…スミマセン…」
「…はい?」
…何か謝られた。

 ひどいノイズに蚊の鳴くような掠れた声。わけがわからず茫然としていると、背後のノイズが徐々に大きくなり、それぞれ別のことを繰り返している声だということがわかってきた。
 しかし聞き取れたその内容と言うのが…
「スミマセンスミマセンマジカンベンシテアンマリダヨコンナノッテナイヨモウダメダオシマイダ」
「入ルナ入ルナ入ルナ入ルナ入ルナ入ルナ入ルナ入ルナ」
「死ヌ死ヌ死ヌ死ヌ死ヌ死ヌ死ヌ」

「・・・・・(´_ゝ`)」

 私は携帯の電源を切った。
「あれ、どしたん?誰からか電話ー?」
「いえ、間違い電話でした…って、ところでそれは何ですか」
 台所から戻ってきたカイの手にはなぜか包丁。
「捌く」
 さようですか。
「ところでお嬢さん」
 突如、先程よりもワントーン低い声で、カイが問いかけてきた。
「説明書の原文見てみ。こいつの名前のアナグラム、何になると思う?」
 言われるがままに説明書を見る。そして頭を捻って出た答えが、
「…インフェルノ(地獄)?」
 おいおいマジかよ、と思いながらも背筋が冷たくなるのを感じた。
「ま、所詮は人間の作ったモンやろうけどな」
 曰く、古来パンドラの逸話にもあるように、箱やパズルはその中に怨念や悪いものを閉じ込めるという意味があるそうだ。そして、開けたり解いたりした者にその負のエネルギーが直接降りかかることを目的とした呪物も多く存在するらしい。
 つまり、当のブツもその類のものか。

「え、ちょっとそれじゃ、解体なんてしたら余計やばいんじゃないいですか!?」
「ここでこじ開けたところでどーにもしてこやんて、そもそも内側から閉め出してきよるし。…まあ、リオはここで帰った方がええかもしれんなぁ…」
 人の悪い顔でくけけけとか笑いながらそう言われると、妙な迫力もあり退き下がらずをえない。言われるがままに、その日は帰宅した。
 今更だが一体あいつは何なんだ、出てこようとする亡者たちにすら地獄の門の内側から立てこもりをくらうとは。
 
 しかし後日カイから、当のリンフォンが他の荷に紛れてどこかに流出したという愚痴を聞かされた。多分これは逃げ出したんだと思う。心配になってこの先どうなるのか聞いたが「まあ行くべきとこに行くやろ」と、本人はさして危機感も持っていない様子だったが。
 ま、今のところ似たような話で悪い噂もないところを見ると、言う通りどうにか結末はついているんだろう。


コピペネタのくせにほぼ全文自作になった一編。そしてpicoサイドの粉砕エンドへ


【覇王の意気】
 事業を起こす前、色々な事があってかなり疲れていた時期があった。
 元々チャンネルが合いやすい体質と言う自覚はあったが、免疫とか抵抗力も弱まっていたのか、いつにも増して色々見えたし聞こえた。
 不眠症のせいなのか、昼間でも金縛りはしょっちゅうあり、いつものように気合で追い払うこともできない状態が続いた。

 ある日、夜中に金縛りにあって何かに首を絞められて声も出なくなった時、ふと「ここでやられたら楽になるのか?」と思ったら、なにやら急におかしくなって、心の中で
「ふははははぁーっ!うぬが殺すと言うのか?面白い、やってみよ!」
とラ●ウ風に叫んだ。

そしたら急に金縛りが解けて、声が聞こえた。
「いや、自分は担当じゃないんで。」
とても事務的な冷たい声だった。

 今では事業も成功しそんじょそこらの障害にもへこたれなくなり、霊にちょっかいを出されれば逆に追いかけ回すほどには元気になっているので、この意気でラオ●みたく強くなろうと思う。


普段の行いのせいでお馬鹿キャラと見なされがちな薫ですが、多分本来は野心家系というか覇王系というか、少なくとも当初はそういうイメージで描いていた設定があります


【呪いのビデオ】
 函部です。
この前、自宅に呪いのビデオが送られてきてしまったとです。


…でもうちには、
再生するためのビデオデッキが無いとです。

函部です。
 函部です… 


確かに今時ほとんどDVDだと思う


【かしまさん】
 確か俺が高1くらいの時の話。
 読んだら呪われるっちゅう怪談「かしまさん」、その中に出てくる肉片を見た者は必ず死んでまうらしい。
 そこで、不幸にも成り行きでこの話を読んでもーた俺は、タイミングよく頻発した霊現象にビビりまくり、マジに次は自分やと予想してくそ真面目にも対処法とか検索したら、したら、今思えばこの話への対処法としてテンプレやったんか?「夜、肉片が這ってきても絶対目を閉じずに口で鹿島さん、鹿島さん、鹿島さんと3回叫んでこの神社の神を呼びなさい」とか書いてあった。

 その夜、影響されすぎたんか夢を見た。
 その夢の中で、とうとう怪談に登場する肉片が這ってきよってんけど、俺は朦朧とする頭で恐怖に耐え必死に目を開いて呪文を思い出した。
「えーと、誰やったっけ・・・?島さん。何島やったかな・・・?」
 肉片はもう目の前に迫っとる。誰でもいいから助けてー!
「イイジマさん、ウエシマさん、オオシマさん、キタジマさん、サメジマさん・・・」
 俺は知ってるかぎりの?島さんに助けを求めた。
 したら

 パーン!肉片にダチョウ倶楽部の上島が帽子を叩きつける。「殺す気かー!」飯島愛はまだメイク中やった。大島渚が厳しい表情でメガホンを取る。北島康介はチョーキモチイイ連呼。鮫島さんは調べてんけど正体判らんかった。長嶋監督は「バーときたらビュッと振るんだ」とバッティング指導。一茂の方はとぼけた回答でウケを狙う。大島優子はAKBを卒業。月島きらりはバラライカ。トキオ城島は「ほんまスイマセン」と場をなごませる。川島なお美は騒ぎを尻目にワインを堪能。松島奈々子はお茶で我慢。北島三郎が演歌を熱唱。北島マヤは次の舞台に向けてか猛特訓中やった。 小島よしおは「でもそんなの関係ねぇ」。
 ありとあらゆる?島さんが現れた。
 肉片は?島軍団に押されて引き返していく。
 ちょっとかわいそうになった。
 その時、田嶋陽子の怒号が響き渡った。
「ちょっとなにやってんのよ、肉片かわいそうでしょ!そもそもアメリカの軍隊が肉片に酷い事してんだよ!こんなのテロより酷いじゃないか!沖縄から追いだしゃいーんだ!日本も軍隊作らないって立派な憲法があるんだから自衛隊無くして軍隊なくしちゃえばいーんだよ!」
 大島渚が激しく反論、そのまま朝目ぇ覚めるまで生討論が続いた。

 全然寝た気がせーへんかった。
 どっとはらい。


島の付く有名人をあまり知らない自分…


【おっさんが生えてる】
 黒檀が床から十数センチ離れた空間に、ヤクザキックをくらわせていた。
 ちょっと近づいてみても虫すらいない、それなのにリズミカルに連続キック。
 いい加減に止めないと遂におかしくなったと思われるんじゃないかと心配していたら、通りすがりの若葉さんが何事か話しかけて、黒檀をその場から撤去した。

 帰宅時に、昼間彼が空中を足蹴にしていたという話をしたら、
「あれおっさんが生えてたんですよ」
と後輩がこそっと囁いた。
 床からおっさんが顔半分だけ生えていて、黒檀はその控えめな頭髪に覆われた頭をサッカーボールにしていた。
最初は迷惑そうだったおっさんの顔が徐々に泣きそうになってきて、かわいそうだったので若葉さんに頼み黒檀を遠ざけたんだとの事。

 今日の昼も彼は、朝ドラの再放送を横目にスタバを飲みつつ、おっさんが生えているであろう空間をゲシゲシしている。

 そして何日か経ったある日のこと。
「柊さん、あのおっさんいませんよ!成仏したっぽいです」と、後輩が報告してきた。
 ここ暫く、おっさんの雛鳥のような頭を見なかったらしい。
 自分には元から霊感というものはないので、彼が居ようが居まいが何の変化も感じないが、根っからの鑑識肌である彼女は、見えてしまった怪現象を前に「観察記録つける前に消えられて残念ですー」とぼやいていた。
 当の加害者である黒檀もおっさんが居なくなって数日は、いつものふてぶてしい顔にうっすらと哀愁の入り混じったような表情で、そわそわとさりげなく署のあちこちを探し回り、現実業務の出現に伴いおっさん検索を打ち切る、という行動を休み時間ごとにに繰り返していた。

 しかし、おっさんは再び現れた。
 署の裏にある公用車用の駐車場で、真昼の燦燦とした日差しを浴びながら、恍惚とした表情で花壇の土に埋まっていたらしい。
 ここならばあの黒いのに見つかるまいとでも思ったのかもしれないが、当然の如くここも彼の職場である。
 その日の夕方には、彼がよく構っている使役犬(ちな飼い主は後輩)と共に、おっさんを殴打している光景を後輩が目撃した。
 光合成でもしているのだろうか。陽光を浴びたからといって頭髪が育つ訳でもないだろうに。
 移動もできるのなら、なぜ逃げずに彼らにしばかれているのか。


怪談パロにおいて猫→黒さん変換の相性の良さは異常


【お手軽クッキング】
リオ:夏休みに行った合宿で撮った写真が心霊写真だらけで、どうしたものかと何かしら詳しい兄の友人に聞いたら
 結構あかんやつも入り込んどるからお焚き上げしときー
とか言われた。
が、
 わざわざ寺とか神社とか行くのめんどい、ここん家でも出来る方法教えれ
と頼んだら
 フライパンとかで塩かけて焼いたらええよ
と言われた。
 アジシオやったらあかんでと何度も念を押された。
 あと俺やったら気分で日本酒かみりんを降るとか要らん情報まで教えてくれた。

 何枚かの写真が塩焼きにされました。
 その後それに関しては何事も起きていません。

カイ:焼き上がったモノはおいしくいただきました。


良い子は得体の知れないモノに餌付けなどせず、きちんと専門の方に処理してもらいましょう


【霊感があるかどうか確かめる方法】
朝巳:俺は霊感があるかどうか確かめる方法というコピぺを読み、 想像内で自宅内を回りつつ見えてしまった時にはどうすればよいのか考えた。
  見えた場合、本当に霊的なものを召喚してしまう場合もあるらしいが、想像の中なのだからどんなこともできる。
 手始めに金属バットを片手に、玄関からアンゲロ、アンゲロとつぶやきながら家の中に飛び込む。
 物置をこじ開け体操ズボンを制服スカートの下に履き、パーティーグッズのホッケーマスクを頭にかぶる。
 知らない半透明なオッサンが呆然としながら見てくるが除霊対象なので気にしない。
 オッサンの背後に回りこみ「りんちゃんなう!りんちゃんなう!」と絶叫。
 オッサンは無言で玄関から立ち去る。
 だがまだ大掃除は始まったばかりだ。

 次はダイニングキッチンにパンダヒーローを歌いながら飛び込む。
 髪の長い女が何かを探すように絶賛徘徊中だったが所詮想像の中なのでホラーのお約束など無視。
 大爆笑してバットを振り被りながら
「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃお前をメロンパンにしてやろうかああああ!!」と絶叫。
 女は大泣きで退散。
 確実に宅内殲滅に近づく。

 ヨーデル口ずさみスキップで自室に飛び込みモデルガンを装備しBB弾を込める。
 しこたま練習したガンスピンをしながら両親の部屋に突撃。
 何かが足元をすり抜けた気がしてそちらを見ると、タンスの上に一枚の写真発見。
 小2のころ死んだぬこを、幼女時代の俺が抱いている写真発見。
  俺は泣いた。


自分もにたような事をやったことがあり、実際に有効な方法ぽい。ていうか女幽霊は単にぬこを構いに入り込んだ可能性。ていうかもうこれ別のコピペやん


【劇的ビフォーアフター】
 俺達が通っている高校の近くに、評判の『幽霊屋敷』と言う空き家があった。
まあ、どこにでもある平屋なんだが、何でも噂では悲惨な死に方をした人が居て、それ以来、部屋の壁に苦悶の表情を浮かべた顔が浮かんでいるらしい。

 その夏休み、連日続く夏期講習で頭がおかしくなったんだろう、
①とりあえず面白いことをして日々の鬱憤を晴らしたい朝巳
②夏休みと言えば勉強なんかより若者同士でワーキャーするもんだろjkな麻野
③真面目面をしつつその実は誰よりも一番ふざけており、多少の事ではビビりもしない藺田
④ウンコオブゴールデンフィッシュ俺
…の計4名は、その顔とやらを確認するべく突入した。
 程なくして、それは居間らしき部屋で見つかった。
 確かにその染みは物凄く苦しそうな顔に見える。
 普通はここで『ぎゃー!怖ェ!』とかなるんだろうが、
 生憎、俺たちは馬鹿だった。
朝巳「よっしゃ!鼻毛描いたる!」
麻野「俺、眉毛!」
 約2名は各々に用意していたマジックで、その顔に思い思いの落書きを施していた。 そしてすっかり劇的ビフォーアフターなお茶目フェイスになった怨念の顔(仮称)に満足し帰宅。

 だが後日、落書きに行った友人の一人・麻野が、原因不明の高熱で3日ほど講習を休んだ。

 復調後、学校に来た彼は開口一番「変な夢を見た」と言う。
「何か夢の中で、物凄い形相をしたおっさんに追いかけられたんだ……」
 俺たちはまさかと思い、まだ全快とは言いがたい麻野を残し例の幽霊屋敷に向かった。

 居間に行くと、落書きの下に例の『顔』が無い!
 探してみるまでもなく、それは落書きの直ぐ横の壁にあった。 憤怒と言うか、怒り狂った形相に姿を変えたそれが、俺たちを睨みつけている。
 怒っている――霊が怒ってるんだ!

 だが、俺たちは容赦なく馬鹿だった。
 特に紅一点にも関わらず、朝巳なんか、

「なんだよコイツ!怒ってんのか!?よろしいならば追撃だぜあっはははは!」
 猛攻だった。
類稀に見る猛攻だった。今度は胴体も描いていた。横で藺田がさりげなく、『おならプー』と屁も描いていた。
 俺たちは満足して幽霊屋敷を後にした。

 数日後、麻野がまた変な夢を見たと言う。
「何かさ、前に見たおっさんが……泣いてた」

 俺たちは三度、幽霊屋敷に向かった。あの染みはもうどこにもなかった。
 今思うと、何か可哀想な事をしたと思わんでも無い。


これが受験期の進学校生のストレスをぶつけられた、世にも哀れな霊のお話。


【大人げなき戦い】
 普段からつるんでいる友人、とまではいかんけど、
俺らには何かの機会につけ一緒になったり同じイベントに参加するような知人グループがおったりする。
 なんかのサークルとして活動してるかなんかやったけど、ちょっとしたオカルト方面にも手ぇ出しとったり。

 まあそれはそれでええとして、その面子がそれ相応に中々おもろい。
一人は、なんか龍神祀っとる名家かなんかで、億万長者の直系。
一人は、賭け事やったらエンドレスで当たり引くレベルの超強運娘。
一人は、まあ一見ようわからんけどカイの奴が餌認証したから、マイナス面でなんか持っとる人間なんやと思う。
 こちらサイドにも、心眼だけで勝負筋読む薫とか、読みが的確な上運もあるリオちゃんとかその脇で相手の後ろの方睨んどるカイとか、中々負けてへん面子はおるんやけど、
そんな彼らがボードゲームやらに興じたりすると、かなり不可思議な展開になるらしい。

 勝負が白熱してくると、サイコロの出目がまさに神懸りになることがある。
お互いに相手のカードを全部把握してる、なんてことも。
まさに超能力大会みたいになることがあるんやと。

黒檀「それぞれのスタンドがついて、みんな応援するからじゃないかねー」
 こんな大人げない怪奇現象ってあってええんかな、教えてエロい人。


デュエルスタンバイ
 
【見えてるだろ】
 兄から聞いたルーさんの話。
 彼が休日他県に出向いたとき、バスに乗って移動する際、赤信号でバスが止まったそうだ。すると、バス停もないのに勝手に扉が開き、人が乗ってきたらしい。何か嫌な感じがしていたけど無視していると、そいつは一人一人の顔をのぞき始めた。しかしおかしい、誰も気が付かない。

「こいつ、この世の人間じゃない」

 目を合わせまい思い窓の外を見ていたのだが、一人、また一人と、ルーサーの所にも近づく。
そしてとうとう彼の所にも来た。しかも他の人にくらべて長い。
 しかし、彼ははガンの飛ばしあいに関しては一流だ。実際893を目だけで威圧し追い払ったこともある奴だ。

 じっと睨み合って10分ほどすると、相手は汗をかき始めた。
 目が泳ぎそうになるのを必死でこらえているようだったとか。
 そしてボタンを押すふりをして手を振り上げると、相手の体がびくっと震え、後ずさって行き、

「お前、見えてるだろ・・・」
 弱々しげにそう言うと、相手はそそくさとバスから降りていった。
…すすけた後姿が印象的だったそうな。

 この話を聞いて、元始末屋ってすごい、私は改めてそう思った。


なお本人は特に怖い顔だとも思っていない模様


【VSおっさん】
 目が覚めたら、冷蔵庫の前に知らないおっさんがいた。
おっさんはゆっくりとした動作で冷蔵庫を開けて、アイスココアを取り出した。
 一体何する気だ。
その時、私は自分が金縛りになっていることに気づいた。
おっさんは口をつけてを飲もうとした。
 おいやめろ、それは私のココアだ。しかも口つけんな汚いだろうが。
しかし、私の体は動かない。
 くそ。おっさん。ここまでしてココアが飲みたいか。しかも口つけてか。やめろ!やめんかああああ!!
私は全力を振り絞ってガンを飛ばした。しかし、おっさんは気づかない。
ゆっくりとココアを口に近づける。
 くそ。ぶっころすぞおっさん。やめろ!!やめてくれ!!
私は必死に念じた。
 唇が容器に付きそうになったその瞬間。
 おっさんは私に気づいた。
私は渾身の力でガンを飛ばした。おっさんは私を見る。じっとみている。
私はガンを飛ばす。ガンの飛ばしあいだ。
ココアのためにも負けるわけにはいかない。
来るがいいド三流、格の違いを見せてやる。
 しばらくするとおっさんはココアを元に戻して冷蔵庫を閉めた。
しかしガンは外さない。
おっさん、なかなかやるな。
 おっさんはすっくと立ち上がり、気をつけの姿勢になった。
その時、私をまっすぐに見つめて突然近づいてきた。てか飛んできた。
うわマジかよ。おっさんの顔がすげー勢いでズームイン。
すげー目だ。ギョロ目だ。
 しかし、私も負けるわけにはいかん。
一瞬でも目をそらせば殺られる。
ガン勝負とはそういうものだとルーさんの話の流れで兄が言っていた。
私の目の前におっさんの顔が迫る。
このおっさん超きめえ。
ちゅーするつもりかぶっころすぞ。
うお~~~~~~!!!
 私の目の前まで来ておっさんは急に薄くなった。
何!!
おっさんはそのまま気をつけの姿勢のまま私の体を通り抜けていった。
さらにカーテンを通り抜けて行った。
 気がつくと金縛りは解けていた。

 私はココアが安全だったことを喜び、深く眠った。


CVまあやでお願いします
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